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出産回数と歯の健康/
妊娠期の歯科治療
について

出産回数と歯の健康/妊娠期の歯科治療について

「出産回数と歯の健康との関連」を調べた研究

国立研究開発法人国立がん研究センターでは、「出産回数と歯の健康との関連」について、
約1,200人(うち女性649人)を対象としたアンケート調査が行われています。

それによると、出産回数の多い女性ほど残っている永久歯の数が少なく、出産回数4回以上の女性では、出産回数0または1回の女性に比べて約3本少ないという結果が出たとされています。
また奥歯で上下が噛み合っている永久歯のペア数においても、出産回数の多いグループほど少なくなったそうです。
同様に、男性においても出産回数の代わりに子どもの数を用いて調査をしましたが、このような関連は見られなかったとされています。この研究結果より、「出産回数の多い女性は歯を失うリスクが高い」ことが示されたとしています。

出産回数の多い女性の「歯を失うリスクを高める原因」とは?

この研究で歯を失うリスクを高める原因として挙げられたのは、妊娠期における虫歯や歯周病への感染と症状の悪化です。
妊娠期は、身体のホルモンや口の中の細菌のバランスが変化することで免疫力が落ちやすく、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。妊娠毎にそれが繰り返されることで、結果として歯を失うリスクが高まると考えられています。

また「妊娠中の女性の半数以上は歯科治療を避ける傾向があり、さらに妊娠中に歯が悪くなることは仕方がないと考えている」点も、歯の健康を損なう理由の1つとして示されています。
そして妊娠中の歯の治療が胎児に悪影響を及ぼすという科学的根拠はないにも関わらず、歯科医師側も妊娠中に積極的に治療を進めるよりも出産後に治療を行うことを勧めがちである、という点も指摘されています。

妊婦さんと赤ちゃんの
健康を支えるために

妊娠や出産によるお口の健康状態の悪化を防ぐためには、妊娠中においても適切なタイミングを見極めて、なるべく早い段階から必要な治療や予防を含めた管理を行うことが大切です。
当院では妊婦さんと赤ちゃんのお口の健康を守るために、マタニティ歯科(妊婦歯科)にも対応しています。
また妊娠期や産後のお口の健康維持につなぐ予防の大切さや、正しい知識をお伝えできるよう努めています。

妊娠中にかかりやすい
お口の病気について

妊娠中は、つわりで歯磨きがしっかりできなかったり、嘔吐による胃酸によって歯の表面が弱くなり、通常よりも虫歯や歯周病のリスクが高くなってしまいます。また、ホルモンバランスの変化により以下のような症状も起こりやすくなります。

妊娠性歯肉炎
妊娠初期のホルモンバランスの変化により、歯茎の出血や腫れが起こりやすくなります。
通常の歯肉炎と同様に痛みなどの自覚症状を感じにくいため、気づくことが遅くなり症状が悪化する恐れもありますので、早めの検診をおすすめしております。
妊娠性エプーリス
女性ホルモンが増加する影響で、歯茎がコブのように大きく膨らむ症状です。
妊娠によるホルモンバランスの変化が影響しており、ほとんどは良性で自然に無くなりますが、
気になる場合は遠慮なく歯科医院にご相談ください。

妊娠期の歯科治療で
よくある質問

Q.妊娠中に歯周病を
予防する方法はありますか?

A.つわりの時期にはお口の中で細菌が繁殖しないよう、できる限り歯磨きやうがいを継続していきましょう。
歯磨き粉やデンタルリンスの味がつらい場合には何もつけずに歯磨きをしたり、歯ブラシも難しい場合には食後に水や緑茶でうがいするだけでも予防の効果があります。お口の状態によっても適切な予防方法は異なりますので、
なるべく早いうちから歯医者さんで定期的な検診を受けることが大切です。

Q.妊娠中のレントゲン検査は
お腹の赤ちゃんに影響は
ありませんか?

A.歯科のレントゲン撮影は、お腹から離れているため与える影響はほとんどないとされています。
また当院では、レントゲン撮影時にはX線を遮断する専用のエプロンを着けていただくようにするなどして、
安全性をさらに高めています。

Q.妊娠中に
お薬を出してくれますか?

A.基本的には妊娠中の薬の服用は控えた方が良いですが、産婦人科の見地から抗生物質・鎮痛剤ともに安全性の高いと認められているものがあります。十分に考慮のうえ処方します。
また当院では念には念を入れて最小限の量に抑えてお出しするようにしています。

家族みんなで赤ちゃんの
お口の健康を守るために

生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には、
虫歯の原因となる菌(ミュータンス菌)は
存在していません。

この菌は、唾液などを通して人から人へとうつるとされています。
例えば、赤ちゃんの口にキスをしたり、親御さんが使ったスプーンで離乳食を食べさせたりするなど、そうした大人にとっては何気ないと思える行為が、将来的にお子さんの虫歯リスクを高める原因になるかもしれません。
特に奥歯が生えてくる1歳半~3歳くらいは、母子感染の危険が高まるとされている「感染の窓」と呼ばれる時期でもあります。もちろんお母様だけではなく、ご家族全員で気をつける必要があります。
スキンシップという面からも、すべての感染経路を完全に遮断するのは現実的ではありませんので、まずは1歳半~2歳半までは「噛み与えをしない」こと、また「お子さんの口に入れる食器類は保護者の物とは別にする」ことから始めてみてはいかがでしょうか。

妊娠期のお口のケアも
お任せください

千里丘駅から徒歩2分の歯医者・あきら歯科では、妊産婦さんのお気持ちに寄り添いながら、
その時にできる最大限の歯科ケアで、お母様のお口の健康、そして生まれてくる赤ちゃんの健康を守れるよう
しっかりとサポートします。
ぜひお気軽にご相談ください。

あきら歯科|千里丘駅から徒歩2分の歯医者
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