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銀歯「アマルガム」
についてamalgam

銀歯「アマルガム」とは

虫歯の原因とは

アマルガムは、虫歯を削った後に詰める金属の詰め物の1つで、銀・スズ・亜鉛・水銀・銅を成分とする合金です。「歯科用水銀アマルガム」の略称となります。

一般的には「銀歯」などと呼ばれ、昭和~平成初期ごろまでは歯科材料の中でもよく使われていましたが、近年では使用している歯科医院は非常に少なくなっています。

歯科のアマルガムは危険?

当院の虫歯治療のポイント

アマルガムは耐久性と操作性に優れた歯科材として、100年以上前から世界中で広く普及してきました。これまでの研究成果からも、アマルガムそのものが危険である、人体に有害であるということではありません。しかし、アマルガムの成分である「水銀」が問題視されています。

水銀は人体にとても害を及ぼすものとして、世界中で水銀そのものを廃絶しようとする考えが広まっています。日本国内でも、歯科における水銀によるリスクを失くそうという考えから、アマルガムの廃絶へと向けて取り組むというのが、日本歯科医師会を含む日本の歯科界の基本的な姿勢なのです。

水銀が体内に入ると及ぼす悪影響とは

健康な歯を守る虫歯治療(MI治療)

イオン化した水銀化合物が体内に入ると、タンパク質と結合して過剰反応を起こす場合があります。代表的な症状としては、皮膚の炎症や湿疹があらわれるといった金属アレルギー症状を伴います。また、蒸気化した水銀を吸い込んでしまうと頭痛やめまいがしたり、イライラしてしまうなど症状は様々です。

日本と世界のアマルガムの使用状況について

健康な歯を守る虫歯治療(MI治療)

海外ではアマルガムを規制する動きが活発な国もあります。近年では、水銀を使用しない優れた歯科材も普及し、全世界的に見るとアマルガムの使用は減少してきていると考えられています。しかしこれまでの実績や費用などの観点から、依然として一部地域では使用されているのが現状です。

日本国内では、30年ほど前から歯科におけるアマルガムの使用は次第に減り、現在はごく一部を除きほとんど使用されていません。ただし、アトピーなどの症状との直接的な関わりを裏付ける100%の根拠が無いといった理由から、現段階ではイギリスやスウェーデンほどの規制は日本では設けられていません。

アマルガムの銀歯がある人はやり直した方が良い?

健康な歯を守る虫歯治療(MI治療)

銀歯は目立ちやすいため、審美的な改善を目的としてアマルガムをやり直す(セラミックなどの別な材料の詰め物に付け替える)という人は少なくありませんが、水銀を含むからという理由のみで除去する必要はないと考えられます。

歯の詰め物のアマルガムは成分として水銀を含みますが、水銀と金属は一度混ぜ合わせると化学的に安定し、口の中で水銀が溶け出すことはないという多くの研究結果が報告されています。

アマルガムの除去をおすすめ
するケース

見た目が気になる
詰め物が外れてしまった
詰め物の一部が欠けた
詰め物の周りに虫歯ができた
金属アレルギーが心配

アマルガムでよくある質問
(Q&A)

Q.銀歯の周りの歯に影響は
ありませんか?

A.アマルガムの詰め物を長期間にわたって使用している場合、アマルガムの成分によって周りの歯が黒くなることがあります。

特に有害な成分が溶け出しているものではありませんが、周囲が虫歯になっているケースもありますので、気になる方は歯科医院にて一度診てもらうことをおすすめします。

Q.妊婦なのですが、お腹の赤ちゃんに影響はないのでしょうか?

A.歯科の詰め物として用いられるアマルガムは化学的に非常に安定していることから、胎児に影響を及ぼすという報告はありません。どちらかというと、アムルガムを取り除く際に、水銀が蒸気化して吸い込んでしまうリスクを考慮すべきでしょう。

通常、歯科医院ではアマルガムを除去する際には専用の吸引機器を使用し、歯科医師が適切な方法で安全に取り除きますが、やはり出産や授乳が終わるまでは不要な除去は避けるほうが無難であると考えられます。

Q.金属アレルギーはアマルガムが原因なのでしょうか?

A.その可能性は否定できません。実際に、お口の中の金属の詰め物をセラミックなどのメタルフリー素材に付け替えることで、金属アレルギーの症状が和らいだというケースもあります。

これはアマルガムに限らず、入れ歯など歯科で用いられる金属や、指輪などのアクセサリー類の金属いずれもが金属アレルギーの原因になる可能性がありますので、気になる方は病院の皮膚科やアレルギー科などに一度受診されると良いでしょう。

Q.アマルガムの詰め物を飲み込んでしまいましたが、大丈夫でしょうか?

A.心配はありません。歯科の材料として用いられるアマルガムは化学的に安定しているため、便と共に問題なく自然排泄されることがほとんどです。その間に水銀などが体内で悪い影響を及ぼすことはないと考えられます。

ただし、気管に誤って入った場合には、すぐにかかりつけの歯科医師や病院の先生に診てもらいましょう。また大型の詰め物を飲み込んでしまい、どうしても気になるという場合にも遠慮なくご相談いただければと思います。

まとめ

健康な歯を守る虫歯治療(MI治療)

近年では、日本国内の歯医者さんでアマルガムを使用している医院は非常に少なくなっています。しかしながら、もし既にお口の中にアマルガムを用いた銀歯のある方や、見た目が気になるという方、金属アレルギーなどのリスクがより少ない材料を使用したいという方であれば、新しい詰め物をする際に歯の色をした材料を希望してみると良いでしょう。

セラミック、コンポジットレジン、ジルコニアセラミックなどが一般に審美歯科領域で使用されるものとして安全といわれています。症状や使用箇所によっては、保険治療で受けられる場合もあります。

お気軽にご相談ください

千里丘駅から徒歩2分の歯医者・あきら歯科の治療では、アマルガムを詰め物の材料として使用することはありませんので、ご安心ください。材料や設備などにつきましても、少しでも気になることがありましたら遠慮なくお聞きいただきたいと思います。

また当院では、セラミックやジルコニアなど体に優しい素材を用いた詰め物や被せ物も取り扱っています。天然歯のように自然な見た目を再現でき、メタルフリー素材のため金属アレルギーの方も安心してご使用いただけます。

ご興味がありましたら、お気軽にご相談くだ
さい。

審美治療について
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