アマルガムは耐久性と操作性に優れた歯科材として、100年以上前から世界中で広く普及してきました。これまでの研究成果からも、アマルガムそのものが危険である、人体に有害であるということではありません。しかし、アマルガムの成分である「水銀」が問題視されています。
水銀は人体にとても害を及ぼすものとして、世界中で水銀そのものを廃絶しようとする考えが広まっています。日本国内でも、歯科における水銀によるリスクを失くそうという考えから、アマルガムの廃絶へと向けて取り組むというのが、日本歯科医師会を含む日本の歯科界の基本的な姿勢なのです。